ネットショップ、ECサイトの会計について

freeeが2億7000万の増資をしていました。

 

さてECサイト(ネットショップ)の経営者は、会計をどのように処理しているのでしょうか。

まず大きな選択肢として、現金主義にするか発生主義にするかという選択肢があります。

(もちろん決算時には発生主義にするのですが、ここでは月次での話です)

 

それぞれのメリットデメリットは

 

現金主義

〇簡単、現金の動きと連動。

×月の売上と費用がずれる。

 

発生主義

〇月の売上と費用が正確に把握できる。

×売上が多かったり少なかったりする。(現金主義だと現金とのずれが発生しないが、ずれる可能性が出てくる)

 

それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

具体的に月次を現金主義で処理するというのはどういうことでしょうか。

売上は入金があったものを売上にします。

費用は実際に支払った月に支払った額を費用にします。仕入も同じです。

現金が動く度に仕訳を入力するので、現金の動きとずれません。間違える要素がありません。

しかし、デメリットは、今月赤字だったのか黒字だったのか把握できないことです。

例えば1月に商品が売れた、もしくはサイトを制作したとして、入金が3月だったなら、3月に初めて売上が立ちます。

商品の仕入やシステムの外注を1月に閉めて2月に支払っていた場合、2月は赤字となり、3月は黒字となります。

 


次に、具体的に月次を発生主義で処理するというのはどういうことでしょうか。

先程の例だと、1月に商品売上とサイト制作の売上を計上します。実際に支払ったのが2月であっても、1月の費用として計上します。よって、1月の収益と費用がその月に計上されて、1月が黒字だったのか赤字だったのか明確になります。

 

では発生主義で良いじゃ無いかと思いますが、デメリットは、現金の動きとずれる可能性があるということです。

また、売上を過大計上し、現金が足りなくなるということも起こり得ます。
1月に売上を立ててしまっても、2月にキャンセルになったら1月の売上は減らさなければなりません。また、1月にサイトを作って売上にしても、3月に入金されない可能性もあります。つまり、発生主義で1月黒字だと思って喜んでいたら、3月になって現金を見てみると、思ったよりも少ないということが起こりうるのです。

 

売上は楽天と公式サイトの管理画面で把握しているから良いよと言う人もいるでしょう。
しかしそれでは、会計は何のために入力しているのでしょうか。
税金を払うためだけに経理の人を雇って、経理を入力して、年末に税理士に報酬を払って、税金を払って・・・。そんなことをしていて利益が残るわけがありません。

 

細かい話、一度管理画面からダウンロードした売上データを弥生会計に入力したとします。その後キャンセルが入ったらどういう処理をするでしょうか。
もちろん管理画面のキャンセル処理はするでしょう。しかし、同じキャンセル処理を、会計上でもするでしょうか。こうした積み重ねで、会計のデータは信用できなくなっていきます。

 

多分、年末に管理画面の売上データを1年間入力し直すか、売掛金がいつのまにかどんどん貯まっていって、資産を過大計上し続けるのか、どちらかでしょう。

 

ではそのデメリットを無くすためにはどうすれば良いのでしょうか。

 

売上を立てたら、その売上が入金されたのか否かちゃんとチェックすることです。
もちろん、税理士に頼めば仕訳は切ってくれるのですが、単に【現金/売掛】という仕訳を入力してもらうだけで無く、一つ一つの売上が、ちゃんと入金されているのかチェックすることが必要です。

 

具体的には、一回一回の売上に対して、カード会社や運送会社からの代引き入金データを用意して、それぞれの売上が入金されたかどうか確認する必要があります。

 

サイト制作にしても同じです。クライアントに請求した売上が、締め日にちゃんと入金されているかどうかを確認する必要があります。(まあこれはどこもやっているでしょうが)

 

商品売上一つ一つに対して入金確認するのは、当たり前のようでいて実はほとんどやっていないのでは無いでしょうか。

 

なぜなら、カードと代引きは、入金されないということがほぼ無いからです。
また、銀行振込の場合は入金確認後発送しているところがほとんどでしょう。

 

しかし京セラの稲森さんも仰っています。
「会計がわからなければ真の経営者になれない」(稲盛和夫の実学)

 

入金の消し込みは、エクセルのVLOOKUPを使ってやります。
詳しくはお問い合わせ下さい。

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